イペーの種

公開日:2017年6月15日

ある日、当館の館長が「種だよ」と拾ってきてくれました。
何の種かな?と思っていたら、4月の中旬に見頃を迎えていた、図書館外周のイペーの種だそうです。

花の時期はきれいだな~といつも見ていましたが、花が終わってしまうと、それから次の花の時期になるまで気にしたことがありませんでした…。

長い莢にたくさんの種。
見た目は何か豆みたいだなぁ、と思ったのですが、触ってみると種の実に薄いこと!
大きさは1cmくらいの楕円形に対して、厚さは1mmくらいの「皮」のような感触です。
周囲にはもっと薄いひらひらとした薄皮が付いています。
このひらひらで風を受けて、タンポポの綿毛ように飛ばされて遠くまで種を運ぶようなしくみになっているようです。

しかしこんなに薄くて小さな種から、大きくて立派なイペーの木に成長するのか…と、感慨深いものがあります。

来年の花の時期には、木に莢がぶら下がっているところを写真に撮ってみたいと思います。

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