沿革及びQ&A
宮崎市立図書館の沿革
平成6年5月21日 | 業務開始式 |
平成 8年1月 | 図書館基本構想策定 |
平成 8年4月1日 | 視聴覚ライブラリーを市教委社会教育課より移管 |
平成9年6月21日 | 学校連携(招待)事業開始 |
平成 10年4月1日 | ・図書館基本構想策定 ・移動図書館車「みどり号」市教委生涯学習課より移管 |
平成12年1月5日 | MCLボランティア設立総会 |
平成12年3月31日 | 特定非営利活動法人MCLボランティア設立認証 |
平成12年4月16日 | MCLボランティアが図書館業務を開始(一部委託) |
平成14年4月1日 | 児童コーナーを「子ども図書館」と改称し、運営開始 |
平成14年10月23日 | バージニアビーチ市訪問団来館 |
平成 16年4月1日 | MCLボランティアへ全業務委託(施設管理を除く) |
平成 20年7月26日 | バージニアビーチ市訪問団来館 |
平成 23年11月1日 | 宮崎市視聴覚ライブラリーを廃止、視聴覚教材・教具コーナーと改称 |
平成24年4月1日 | 貸出冊数が5冊から10冊、予約冊数が10冊から15冊へ変更 |
平成26年3月1日 | 佐土原図書館と統合された新システムによる業務開始 |
平成27年1月~5月 | 空調工事 |
平成29年11月2日 | バージニアビーチ州立芸術学校生他70名来館 |
平成30年1月 | 新たな委託方式を経て31年度の図書館業務委託決定 |
宮崎市立図書館・MCLボランティアQ&A
Q1 宮崎市立図書館のコンセプトは何ですか?
A1 キャッチフレーズ「学び 楽しみ ふれあう図書館」
宮崎市教育基本方針及び宮崎市教育ビジョンの基本理念のもとに生涯学習体系における図書館の役割を明確にし、関係法令等の定めるところを実践します。
地域情報センターとして、市民活動を結集して、文化活動や読書普及活動の推進に努めており、市民の要請に応える公共機関として、日々の生活につながる新しい時代の個性ある図書館を目指しています。
運営の大きな特色としては、特定非営利活動法人MCLボランティアが施設管理を除き全面業務委託され、運営に携わっています。
Q2 蔵書数について教えて下さい。
A2 平成30年3月31日現在の蔵書数はつぎのとおりです。
〈図書館内蔵書〉
一般 | 350,308冊 |
児童 | 94,593冊 |
その他 | 12,632冊 |
定期刊行物 | 79,761冊 |
AV資料 | 13,949本 |
学校連携資料 | 29,152冊 |
〈移動図書館蔵書〉
一般 | 12,505冊 |
児童 | 6,511冊 |
【MCLボランティア】
Q3 MCLVの運営コンセプトはどんなことですか?
A3
<設立趣旨>
行政とのパートナーシップを踏まえ、市民主導をもとに、市民の活力を結集し、新しい時代に応じた図書館サービス活動を社会的な事業として継続できるよう特定非営利活動法人として平成12年に設立されました。図書館業務の一部受託から平成16年度からは全業務受託とし、市と協働で運営に当たってきました。
<目的>
新しい時代の多様なニーズへの対応が求められています。市立図書館を中心にした市民の交流による地域文化の創造に取り組みます。
宮崎市立図書館の基本方針及び運営方針に則り、公共図書館の使命と責任を認識し、行政とのパートナーシップのもとに、市民主導による市民のための図書館づくりを目指した運営をします。
■市立図書館運営構想
1 充実した図書館運営の推進
・目指す図書館(スローガン)「市民と創る市民のための図書館」
・市民のための図書館づくり(キーワード)「継続と創出」
2 楽しいボランティア活動の推進
・目指すMCLボランティアの姿(キャッチフレーズ)「知恵と活力の輪が広がり、夢ふくらむMCLボランティア」
・ボランティアを温かく支援する。
・充実感、達成感を味わえるようにする。
・ボランティア同士、ボランティアと事務局職員のコミュニケーションを深める場をつくる。
■重点目標
市民の要望に応え、図書館サービスの充実に努める。
・職員やボランティアの資質向上
・地域文化や郷土の情報発信
各地区のコーナー設置、各地域のパンフレット収集
・高齢社会への対応―移動図書館車「みどり号」の重視、健康コーナーの充実
Q4 どんなボランティア活動がありますか?
A4 大きく分けて、窓口ボランティアと行事イベントボランティアですが、2つが重なるボランティアもあります。
・窓口ボランティア―貸出・返却・排架・書架整理・図書修理等
・行事・イベントボランティア―読み聞かせ、腹話術、映画上映等各方面で活動している個人や団体で組織されており、行事イベントを主として多彩なボランティア活動を行っています。
その他、サークル活動、外部派遣、障がい者対応、修理サークル、書架整理サークル等
Q5 ボランティア活動は、だれでも参加できるのですか?
A5 どなたでも参加できます。高校生から80代までたくさんの市民の方が活動されています。(平成30年3月現在649人)
登録できる方は、下記の項目に該当する団体・個人です。
・MCLVの目的に理解と意欲を有する団体及び個人
・専門的知識・技術を有する方で、この目的のために協力される方
窓口業務ボランティアは、基本研修と専門研修があり、そのカリキュラムに沿った研修を受けながら活動しています。
※活動への表彰
・文部科学大臣表彰:MCLボランティア「平成26年度子ども読書活動優秀実践団体 」
・平成27年度宮崎県公共図書館連絡協議会表彰:ボランティア団体「点訳なのはな」
・厚生労働大臣表彰(ボランティア功労者):行事・イベントボランティア団体「フォール6期会」
Q6 ボランティアの資質向上についての課題は何ですか?
A6 <モチベーションの維持>
MCLVは、行政の施策と市民のニーズとの調和を図り、図書館ボランティアの活動を促進します。それに伴う様々な研修の基盤整備をどのように設定するのかが課題です。そのような専門職となる MCLV の養成は大きな課題です。その解決のために、次のことに取り組んでいます。
・日常の実務に関わる実践を標準化した「窓口業務マニュアル」を作成しています。
・多様な人材を積極的に受け入れるため、図書館ノウハウの基本プログラムが用意されています。
・図書館を取り巻く社会状況の変化に対応するため、司書専門研修等を実施し、必要な知識や能力を養成しています。
司書・コーディネーターの日々の職務能力がボランティアの図書館サービスの評価やモチベーションに影響する事が多いので、専門職として研鑽し、力量を高めています。個人記録表やボランティア日誌の活用が、業務の工夫・改善につながっています。
Q7 協働上の効果と課題はどんなことでしょうか?
A7
効果:行政とMCLVとの運営面での連携を進め、市民団体が運営に携わっていることにより、市民の多様なニーズに対応することができます。
課題:図書館へのニーズの高まりの中、これからの図書館のあり方について、どのようなビジョンを持って図書館づくりに取り組んでいくかが課題です。宮崎市立図書館としての特色をしっかり共有していかねばなりません。また、施設面での充実も必要です。